内視鏡検査

<内視鏡検査> 内視鏡検査とは、細く屈曲ができる軟らかいスコープ(直径9mmと5mm)を用いて、口から食道、胃、十二指腸内、肛門からは大腸を観察します。

消化管の内視鏡は組織生検や異物の除去、食道狭窄症などの治療、胃栄養チューブ留置などの処置にも用いられます。また直径3mmのスコープでは気管支の観察も行えます。 また硬いスコープ(2.4mm、5mm、10mm)は、鼻腔、耳道、膀胱、尿道さらには関節内を観察し、組織生検や治療にも用いられます。

<胸腔鏡・腹腔鏡検査> 胸腔鏡検査とは胸腔の中に硬性内視鏡(硬いスコープ)を入れて行う検査のことです。 胸腔内にある肺、心臓、リンパ節、血管、胸膜などの観察に加えて組織生検、治療を行うこともできます。

腹腔鏡検査とは、お腹から硬性内視鏡(硬いスコープ)を挿入して腹部内腔を観察する検査です。 肝臓、胆嚢、膵臓、胃、小腸、腎臓、副腎、脾臓、卵巣、子宮、膀胱などの腹部臓器を内視鏡を介して、より詳細に観察ができ、また組織生検や治療も行うことができます。

胸腔鏡・腹腔鏡は低侵襲性(より身体へのダメージが少ない)の検査としても行われます。